ラザリーニ:ガザの飢餓は政治的意思で止められる
ニューヨーク、5月31日(ヒビヤ) - UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)のフィリップ・ラザリーニ事務局長は、ガザへの人道支援が不十分であると述べ、国際社会に支援を呼びかけた。
ラザリーニ氏は「ガザの人々が飢えと戦い、激しい爆撃の中で生き延びようとしている中で、再び責任のなすり合いが始まっている」と語った。
過去2週間に届けられた支援の量に注目し、「900台の支援トラックが送られたと報告されている。これはガザの人々の日々のニーズのわずか10%にすぎない」と述べた。
彼は現在の支援が悲劇に対して不十分であると強調し、「今日届けられた支援は、私たちの目の前で起こっている集団的悲劇をあざ笑っているかのようだ」と語った。
停戦中に支援がどのように増えたかを思い出し、「今年初め、政治的意思によって官僚的・安全保障上の障壁が取り除かれたとき、国連とUNRWAの主導で1日600~800台の支援トラックが地域に届けられた。その時、支援が他に流用されたという報告はなかった。このようにして人道的大惨事は回避された」と述べた。
日本のニュース通信社 Japan News Agency