パキスタン軍とアフガニスタン軍が国境沿いの複数地点で交戦
ストックホルム、10月12日(ヒビヤ)-パキスタン軍とアフガニスタン軍が国境沿いの複数の場所で銃撃戦を行った。
タリバン政権は、北部のいくつかの山岳地帯でパキスタン軍に攻撃を仕掛けたことを確認した。
タリバンによると、「報復作戦」と呼ばれるこれらの作戦は、パキスタンがアフガニスタンの領空を侵犯し、国境内の市場を爆撃したとされる事件を受けて行われたものだという。死傷者数はまだ明らかになっていない。
パキスタンのムヒシン・ナクビ内相は、アフガニスタン側の攻撃は「理由のないもの」であり、民間人が狙われたと述べ、同国の軍は「一つのレンガに対して一つの石で応える」と警告した。
イスラマバードは、カブールがアフガニスタンの領土からパキスタンを攻撃するテロリストをかくまっていると非難したが、タリバン政権はこれを否定した。
BBCによると、両国はクナル~クラム地域で小火器と砲撃を使用したという。
パキスタン軍は公式声明を発表していないが、治安筋はBBCに対し、アンゴール・アッダ、バジャウル、クラム、ディール、チトラル、バラムチャなど複数の国境地点で銃撃があったと語った。
パキスタンは長年、アフガン・タリバンがパキスタン・タリバン(TTP)に自国領土から活動を許し、イスラマバード政府と戦わせていると非難しており、厳格なイスラム体制の確立を目指す動きを強化している。
アフガン・タリバン政権はこれを常に否定している。
最近の緊張は、アミール・ハーン・ムッタキ外相がタリバンの復権以来初めてインドを訪問した歴史的な1週間の訪問と重なった。
外交関係の緩和の一環として、デリーは4年前にタリバンの復権後に閉鎖されたカブールの大使館を再開した。
ナクビ氏は警告した。「アフガニスタンにもインドと同様の適切な対応が取られるだろう。誰もパキスタンを悪意の目で見ようとはしなくなるはずだ」と述べた。
先月、パキスタンと相互防衛協定を締結したサウジアラビアは、イスラマバードとカブールの双方に自制と緊張のエスカレーション回避を呼びかけた。
カタールもパキスタン・アフガニスタン国境の緊張に懸念を示し、双方に「対話、外交、そして冷静さ」を優先するよう求めた。
日本のニュース通信社 Japan News Agency