「中国はASEAN加盟国と“運命共同体”の構築を加速する」
中国外交部の林剣報道官は、中国とASEAN加盟国が中国—ASEAN博覧会のプラットフォームの役割強化に向けて共同で取り組むと述べた。
林報道官は、中国とASEANが中国—ASEAN博覧会の役割を一層高めるため共同努力を進めていると表明した。
本日の定例記者会見で、中国—ASEANの協力および博覧会に関する情報を紹介した。
同氏は、中国とASEANのあらゆる分野にわたる実務協力が持続的に深化し、経済・貿易面の交流も好調な発展基調を維持していると指摘した。
2009年以降、中国はASEANの最大の貿易相手であり、双方は5年連続で互いに最大の貿易相手となっている。1~8月の貿易総額は6,867億8,000万米ドルで、前年同期比8.6%増となり、7月時点の相互投資累計は4,500億米ドルを超えた。
また、5月に中国—ASEAN自由貿易圏(CAFTA)3.0版の交渉が妥結し、年内に議定書が署名される見込みであるとし、「中国はASEAN加盟国とともに3.0版のもたらす機会を生かし、貿易と双方向投資を拡大し、あらゆる分野での協力潜在力を高める用意がある。多国間主義と自由貿易の擁護でコンセンサスを形成し、ウィンウィンの高水準協力を実現し、中国—ASEANの運命共同体の構築を加速する」と述べた。
なお、中国の韓正国家副主席が9月17日、広西チワン族自治区・南寧市で開幕する第22回中国—ASEAN博覧会に出席することが伝えられている。
日本のニュース通信社 Japan News Agency