米国、キエフへの武器供給を加速させるため「迅速に」行動
ワシントン、7月18日(Hibya) - 米国のNATO大使は、ドナルド・トランプ大統領の欧州による武器購入計画の一環として、ウクライナに迅速に武器を供給するために米国が行動を開始したと述べ、自国の備蓄からパトリオット防空システムの販売も検討していると明かした。
米国NATO大使マシュー・ウィテカー氏は木曜日、記者団に対し「我々はすべてを円滑に進めるため急いで行動している。進展は非常に早いと感じているが、完了時期についてはまだ確認できない」と語った。
トランプ氏は月曜、NATOのマーク・ルッテ事務総長との間で、欧州諸国が米国の武器、特に高度なパトリオットシステムを購入してキエフに提供するという合意を発表した。しかし、これらのシステムがどこから提供されるのか、またロシアの空爆下でウクライナに届くまでの期間については疑問が残った。
NATO欧州司令官は、最初のパトリオットシステムをウクライナに送る準備が進んでいると述べた。
米国のアレクサス・グリンケビッチ将軍は、米軍の備蓄からパトリオットを販売するかどうかについて「継続的な協議」が行われていると述べた。
一方、スイス政府は、ワシントンがウクライナへの支援を優先する方針により、スイスへのパトリオットシステムの納入が遅れることを明らかにした。
これらの動きは、トランプ氏がウクライナへの追加武器供与の責任を欧州に移そうとしたことで、EUと米国の関係にわずかな摩擦を生じさせた後に起こった。
EU外交政策責任者カヤ・カラス氏は「我々がこれらの武器の代金を支払っているならば、それは我々の支援だ」と述べた。
日本のニュース通信社 Japan News Agency