米国、イランに核合意の提案を提示
ワシントン、6月1日(Hibya)— ホワイトハウスは土曜日、米国がテヘランとワシントン間の核合意に関する提案をイランに提示したことを確認しました。
イランの外相アッバース・アラーグチー氏は、オマーンのバドル・アルブサイディ外相の短期訪問中に「米国の提案内容」が提示されたと述べました。
これは、国連の核監視機関が、イランが核兵器の主要成分である濃縮ウランの生産をさらに増加させたと報告した直後のことです。
ホワイトハウス報道官キャロライン・リーヴィット氏は土曜日、合意を受け入れることは「テヘランの最大の利益にかなう」と述べ、「トランプ大統領は、イランが決して核兵器を手にすることはないと明言した」と付け加えました。
リーヴィット氏によれば、トランプ大統領の特使スティーブ・ウィトコフ氏が、イランに「詳細で受け入れ可能な」提案を送ったとのことです。
この提案は、BBCが閲覧した国際原子力機関(IAEA)の報告書の後に提出されました。報告によれば、イランは現在、60%の純度で濃縮されたウランを400kg以上保有しており、これは兵器級の90%に近い水準です。
これは民生用や研究目的に必要な純度を大きく上回ります。
さらに濃縮されれば、約10発の核兵器を製造するのに十分な量であり、イランはこの水準のウランを生産している唯一の非核兵器国となります。
この報告は、米国、英国、フランス、ドイツがIAEA理事会にイランの不拡散義務違反を認定するよう圧力をかける道を開くものです。
イランはその計画が平和目的であると主張しています。土曜日、イラン国営メディアはIAEAの報告書を「政治的動機に基づく」「根拠のない非難」と評しました。
イランは、IAEA理事会でテヘランに対する措置が講じられた場合、「適切な対応を取る」と発表しました。
日本のニュース通信社 Japan News Agency