Japan News Agency

これにより、ビザなし入国の観点でキプロスと同等となり、アメリカよりわずか2ランク下となります。ブルガリア国民は178か国にビザなしで入国でき、この数は変わっていません。しかし、今年初めから1ランク上昇し、第14位に位置づけられました。

一方、アメリカのパスポートは大きく順位を落とし、初めてトップ10から外れました。2014年に1位だったアメリカは、現在マレーシアと並んで第12位にランクインし、180か国へのビザなし渡航が可能です。

この順位の低下は、ブラジルへのビザなし入国の終了、中国のリストからの除外、パプアニューギニアおよびミャンマーの入国規則の更新など、最近のビザ政策の変更を反映しています。

国際航空運送協会（IATA）のデータに基づくランキング手法は、ビザなしで入国できる国の数でパスポートの強さを測定しています。ランキングのトップはシンガポール（193か国）、韓国（190）、日本（189）です。ドイツ、イタリア、ルクセンブルク、スペイン、スイスの5つのヨーロッパ諸国は188か国へのビザなし入国で第4位を共有しています。2015年に1位だったイギリスのパスポートは第8位まで下がり、インデックス開始以来最も低い順位となりました。

ヘンリー・パスポート・インデックスの会長クリスチャン・ケリン氏は、これらの変化は単なる順位の変動以上のものであり、開放性と協力を受け入れる国々が移動の自由で優位に立つという世界的な傾向を示していると述べました。アメリカのパスポート保持者は依然として180か国にビザなしで渡航できますが、アメリカにビザなしで入国できる国はわずか46か国です。

対照的に、中国のパスポートは過去10年間で大きな進歩を遂げ、2015年の第94位から2025年の第64位に上昇しました。中国市民がビザなしで訪問できる国の数は37か国増加し、グローバルなつながりを拡大する国々の影響力の高まりを反映しています。

トルコは113か国へのビザなし渡航が可能で、第51位にランクされています。