イギリスとドイツ、ロシアが自国の衛星に干渉したと非難
ロンドン、11月10日(ヒビヤ)-ドイツとイギリスは、西側諸国が使用する衛星を監視しているロシアと中国の宇宙衛星がもたらす脅威の高まりについて警告した。
両国は、ここ数週間でロシアが宇宙の衛星を追跡し、信号を妨害し、干渉する事例が頻繁に発生していることを指摘した。
ドイツのボリス・ピストリウス国防相は、9月にベルリンで開催された宇宙産業リーダー会議で、「特に宇宙でのロシアの行動は、私たちすべてにとって根本的な脅威であり、もはや無視できるものではない」と述べた。
世界的なシンクタンク「ランド研究所」(RAND)によると、通信衛星を標的にすることは、衛星画像、通信、衛星ブロードバンドインターネット接続などの分野に影響を与える可能性がある。ナビゲーションおよび位置情報システムの妨害は、軍事作戦だけでなく民間航空にも影響を及ぼす可能性がある。
ウクライナ当局者は、モスクワが中国との協力レベルを高めており、北京がモスクワの代理としてウクライナ領内で衛星偵察を実施していると述べた。
ピストリウス氏はまた、最近2機のロシアの偵察衛星が、ドイツ連邦軍とその同盟国が使用している2機のインテルサット(IntelSat)衛星を追跡しているのが確認されたと述べた。インテルサットは商業衛星サービスを提供する企業であり、その衛星群は米国および欧州の政府や企業によって利用されている。
日本のニュース通信社 Japan News Agency