イラクで治安部隊と避難民が期日前投票を開始
ストックホルム、11月10日(ヒビヤ)— 今週実施されるイラクの議会選挙を前に、イラク治安部隊の隊員やキャンプに住む避難民が日曜日に期日前投票を行った。
約130万人の軍人および治安要員、さらに約26,000人の避難民が投票権を持っていると推定されている。
選挙には7,744人の候補者が立候補しており、その多くは宗派的な利害に基づく政党から出馬している。正式な投票日は火曜日に設定されている。
ムハンマド・シーア・アッ=スーダーニ首相が2期目を獲得できるかどうかを決めるこの選挙は、イスラエルとイランの間で新たな衝突が懸念される中、またイラクがテヘランとワシントンの間で均衡を取ろうとする努力の最中に行われている。
ISISの攻撃を受けて10年以上前に故郷を離れたヤズディ教徒たちは、北イラクの半自治クルド地域ドホーク近郊のキャンプで投票を行った。多くは政治的対立やインフラ不足のため、いまだに自宅に戻れないでいる。
イラクの首都では、兵士や警察官に加え、主にイランの支援を受けISISと戦うために結成されたシーア派民兵の連合体「人民動員部隊」のメンバーも投票した。この連合は2016年に正式にイラク軍の指揮下に置かれたが、実際には現在も相当な自治権を持って活動している。
日本のニュース通信社 Japan News Agency