バイロン嵐によりガザで10人が死亡
ストックホルム、12月12日(Hibya)― ワファ通信によると、現在ガザを襲っているバイロン嵐により、洪水や建物の倒壊でこれまでに少なくとも10人が死亡し、多数が負傷した。
地元筋によると、北ガザ県ビル・アン=ナアジャ地域で、避難民を収容していた家屋が夜間に倒壊し、5人のパレスチナ人が死亡した。
夜明けには、ガザ市西部のレマル地区で、大きな壁が避難民のテントの上に崩れ落ち、2人が死亡した。
昨日、シャティ難民キャンプで壁が崩れ1人が死亡し、またハン・ユニス近郊のアル=マワシ地区では寒さのため新生児が死亡した。
ガザ民間防衛は、北部ビル・アン=ナアジャ地域で倒壊した家屋の瓦礫から1体の遺体と2人の負傷した子どもを救出し、他の人々の救助作業が続いていると発表した。
救助隊はまた、ガザ市シェイク・ラドワン地区で建物の入口が崩れた後、ダービー一家の家の住民を避難させた。
さらに、デイル・アル=バラフ県の救助隊は、ヌセイラト難民キャンプのアル=スワラ墓地付近で水たまりに立ち往生した赤新月社の車両を救出した。
大雨が降り続く中、ガザ民間防衛は、イスラエルの攻撃で損傷した住宅に住む住民に対し、嵐の間は自宅に留まるのは安全ではないと警告した。
日本のニュース通信社 Japan News Agency