プーチン:ヨーロッパが戦争を望むなら,我々はその用意がある
モスクワ、12月2日(Hibya)――ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ヨーロッパと戦う意図はないものの、もしヨーロッパが突然ロシアとの戦争を望み、実際にその行動に出るなら、ロシアはそれに備えていると述べた。
トルコ沿岸沖で発生したタンカー攻撃についてコメントしながら、プーチン氏は次のように述べた。「現在ウクライナ軍が行っていることは海賊行為だ。我々の対抗措置は何になり得るか。第一に、ウクライナの港に出入りする船舶や港湾施設に対するこの種の攻撃の範囲を拡大する。第二に、もしこれが続くのであれば、ウクライナのこうした海賊行為を支援している国々の船舶に対して報復する可能性を――やると言っているわけではないが――検討する。」
またプーチン氏は、最も急進的な選択肢はウクライナを完全に海から切り離すことだと述べた。「そうなれば、彼らが海賊行為を行うことは物理的に不可能になる。しかし、これらはすべて段階的なシナリオだ。ウクライナの軍事および政治指導部、そしてその背後にいる者たちが、このやり方を続ける価値があるのかどうか考えることを願っている。」
プーチン氏は、ヨーロッパと戦う意図はないが、ヨーロッパが突然ロシアとの戦争を望み、実際にそうするならロシアは準備ができていると強調し、次のように続けた。
「ヨーロッパが我々との戦争に踏み切れば、私の考えでは、事態は非常に素早く決着するだろう……ここはウクライナではない。我々はウクライナについては外科手術のように慎重かつ注意深く対応している。わかるだろう? これは現代的な意味での本当の戦争ではない。ヨーロッパが突然我々との戦争に踏み切り、本当にそれを行えば、ごく短期間のうちに、もはや交渉相手が誰も残らない、そういう状況が生まれかねない。」
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