米国でS&P500とダウ平均が過去最高値で取引終了
イスタンブール、12月27日(Hibya)— 米国株式市場の主要指数であるS&P500とダウ平均は、テクノロジーおよびエネルギーセクターの強さが堅調な成長指標による慎重姿勢を相殺し、0.1%上昇して過去最高値で取引を終えた。ナスダックも0.1%上昇した。
エヌビディアは、人工知能スタートアップのGroqとライセンス契約を締結したと発表後、株価が1%上昇し、AI関連企業への需要を活性化させ、時価総額2000億ドル以上の大型株を支えた。
エネルギー株も、ベネズエラの輸出を巡る米国の新たな動きや発言が原油価格の下支えとなり、支持を得た。
同時に、米国経済分析局(BEA)が遅れて公表したデータで、第3四半期のGDPが年率4.3%と力強い成長を示したことが成長への信頼を高めた一方、来年のFRBによる急速な金融緩和への期待を弱めた。
祝日で短縮された取引では出来高が低水準にとどまり、ポジショニングやテクニカル要因が主導し、年末を見据える中で市場は底堅いものの限定的な動きとなった。
日本のニュース通信社 Japan News Agency