ロシア：英国が凍結されたロシア資金の差し押さえを巡りブリュッセルに圧力
モスクワ、12月16日（Hibya）— ロシア対外情報庁（SVR）は本日の書面声明で、「EUと接触している英国の高官が、ベルギーのEuroclear保管機関に凍結されているロシア資金を“盗む”ために、ブリュッセルに必死に圧力をかけている」と主張した。
SVRによれば、「英国は、この資金がワシントンに届かなければ、ホワイトハウスがモスクワとの『損なわれた合意』を実行に移すことへの関心を失うことを期待している。そうなれば、ロシアに対してキエフを『最後のウクライナ人まで』利用することが安全になる」という。
声明では、英国高官がブリュッセルの欧州官僚に対し、ドナルド・トランプが金銭的利益のためにモスクワとの和解を求めているという誤った情報を与えているとされ、「ロシアがホワイトハウスに対し、現在欧州に留め置かれている自国の主権資産を共同プロジェクトに使用することを約束した、と彼らは主張している。これが、トランプがロシアと合意したウクライナ和平イニシアチブを前進させるための重要な誘因だと彼らは唱えている」と述べた。
また声明は、「米国が欧州にとって受け入れがたいウクライナ合意を押し付け続ける場合、ロンドン、パリ、ベルリンは北京への方向転換を開始する用意があることをワシントンに伝えることで合意した」としている。
日本のニュース通信社 Japan News Agency
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