NATO、ウクライナ和平協議の「席」を確保しようと奔走
ブリュッセル、12月3日(Hibya)― 新聞ポリティコの報道によれば、NATO加盟国は、これまで協議から大きく蚊帳の外に置かれてきたことを受け、将来ウクライナとの間で結ばれる和平合意において軍事同盟としてどのような役割を果たすべきかについて、発言権を求めている。
4人のNATO外交官によると、合意は依然として「動く標的」のような不確かな目標であるものの、一部の同盟国は、まず自分たちに相談してほしいとする「レッドライン(越えてはならない一線)」があると主張している。そこには、キエフの同盟加盟問題、同盟国領土への部隊や兵器の配備、国際法の順守といった論点が含まれる。
フィンランドのエリナ・ヴァルトネン外相は、POLITICOのインタビューで次のように語った。「最終的に、NATOの問題について決定を下すのはNATOです。現在、私たちはパートナーや同盟国と共に『レッドライン』を定めているところです。」
こうした新たな動きは、欧州諸国が先月末、米国とロシアの仲介で作成され、概してモスクワ寄りとみなされた和平案に不意を突かれたことを受けたものだ。その後、欧州側は独自の対案を提示しているものの、合意に至る道筋はいまだ見えない。
NATOの外相会合が水曜日にブリュッセルで開かれる予定であり、これは各国にとって、同盟内部で和平案の大枠を議論する最初の本格的な機会となる。この首脳会合は、米国特使スティーブ・ウィトコフがモスクワでロシアのウラジーミル・プーチン大統領と重要協議を行ってから一日後に開催される。
NATOのマルク・ルッテ議長は火曜日、「これらの取り組みを米国が主導することが極めて重要だ」と述べた。ただし、ブリュッセルで記者団に対し、「戦争終結のための合意においてNATOに関わるあらゆる事項は、当然ながらNATOと別個に扱われることになる」とも強調した。
ルッテはまた、現在のところウクライナのNATO加盟をめぐって「同盟国内にコンセンサスはない」としつつも、新規加盟国に対して理論上「オープンドア政策」を適用する組織の1949年の創設条約は「今も有効だ」と述べた。
計画の以前の草案では、同盟に対して厳しい条件が課されており、新規加盟国の受け入れ停止、ウクライナへの部隊不派遣の誓約、そして将来いかなる時もキエフの加盟を認めない旨の条項を規約に追加することが求められていた。
日本のニュース通信社 Japan News Agency