ゲブレイェスス:パンデミックへの備えでは地域社会を中心に据えるべき
ジュネーブ、12月27日(Hibya)― 世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は、国際パンデミック備えの日に際した声明で、パンデミック対策の準備において地域社会を中心に据える必要性を強調した。
ゲブレイェスス氏は、パンデミックは地域社会で始まり、地域社会で終わると述べ、各国に対し、準備プロセスにおいて地域社会を重視するよう呼びかけた。このアプローチが将来のパンデミックの影響を軽減する上で重要な役割を果たすとした。
また、加盟国は2026年にパンデミックへの備えの能力をさらに強化する機会を得ると述べた。WHOパンデミック協定の主要要素の一つである病原体アクセスおよび利益配分(PABS)システムにより、病原体情報への迅速かつ公平なアクセスが可能となり、利益の公平な共有が確保されると説明した。
日本のニュース通信社 Japan News Agency