プーチン大統領、ウクライナ問題で妥協を拒否
モスクワ、12月18日(Hibya)― ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は水曜日、米国のドナルド・トランプ大統領が和平に向けて努力を強めているにもかかわらず、ウクライナが領土を譲渡するとの要求について譲歩しないと明言した。
ロシア国防省の年次会合で強硬な演説を行ったプーチン大統領は、ウクライナの欧州の同盟国を批判し、必要であればロシアは武力で自国の領土を取り戻すと述べた。
プーチン大統領は「相手側およびその外国の支援者が実質的な交渉に入ることを拒否するなら、ロシアは軍事的手段によって自国の歴史的領土の解放を確保する」と述べた。
月曜日、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は、キーウは東部ドンバス地域のいかなる部分も、法的にも事実上もロシア領として認めないと述べた。
演説でプーチン大統領は、ロシアは「米国と対話している」が、現指導部の下では欧州との和平に関する有意義な協力は見込みにくいと語った。
プーチン大統領は「同じ(協力)が欧州とも実現することを願っている」と付け加えた。
さらに「現在の政治エリートでは難しいが、いずれにせよ、われわれが強化を続けるにつれて不可避となる。現政治家でなくとも、欧州の既存エリートが変われば実現するだろう」と述べた。
日本のニュース通信社 Japan News Agency