原油価格は1%超の上昇で新たな週を開始
イスタンブール、12月29日(Hibya)― 中東の緊張とウクライナ和平交渉の進展に投資家の関心が集まる市場で、ブレント原油は1.34%上昇して1バレル57.5ドル、米国産WTI原油は1.35%上昇して61.44ドルとなった。
サウジアラビアによるイエメンへの空爆や、イランが米国、欧州、イスラエルに対して「全面戦争」を宣言したことなど、中東の混乱が供給途絶の懸念を高めている。
一方、米国のドナルド・トランプ大統領は、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領との協議が「大きな進展」を遂げたと述べた。ゼレンスキー大統領は、和平枠組みはほぼ完成しており、条件の90%以上で合意に達したが、重要な問題は依然として未解決だと指摘した。
別の動きとして、中国は2026年に財政支出を拡大する計画を発表し、経済成長を引き続き支援する姿勢を示した。アナリストによれば、これは石油消費を押し上げる可能性がある。それでも、来年の世界的な供給過剰見通しを背景に、原油は2020年以来最も大きい年率20%超の下落に向かっている。
日本のニュース通信社 Japan News Agency