日銀が政策金利を30年ぶり高水準に引き上げ、株価が急伸
イスタンブール、12月19日(Hibya)— 日本銀行が政策金利を30年ぶりの高水準に引き上げたことを受け、日本株と国債利回りが急伸した。インフレ率が約4年にわたり目標水準を上回って推移していることが背景にある。
日本銀行は市場予想に沿って、短期金利を全会一致で25ベーシスポイント引き上げ、0.75%とした。これは1995年9月以来の高水準となる。日本の金利は1972年から2025年にかけて平均2.22%で推移し、1973年12月に9%の過去最高を記録した一方、2016年1月には-0.10%まで低下して過去最低となった。
日本の消費者物価上昇率は11月に2.9%へ低下した。生鮮食品を除くコアインフレ率は10月の3%から変わらず、調査対象となったエコノミストの平均予想と一致した。
日経平均株価(Nikkei 225)は1.33%上昇し、TOPIXは1.06%上昇した。円は米ドルに対して0.33%下落し、156.06となった。これを受け、10年物国債利回りは3ベーシスポイント上昇して2%となり、2006年5月以来の高水準に達した。20年債利回りも2ベーシスポイント上昇して2.962%となった。
韓国のKOSPIは0.77%上昇し、小型株中心のKOSDAQは1.49%急伸した。オーストラリアのS&P/ASX 200は0.51%上昇。香港のハンセン指数は0.59%上昇し、中国本土のCSI300も0.58%上昇した。
米国では木曜日、S&P500が4日続落を終えた。予想を下回るインフレ指標が2026年の利下げ観測を強めたことに加え、半導体メーカーのマイクロン・テクノロジーが市場予想を上回るガイダンスを示したことが追い風となった。
幅広い市場指数は0.79%上昇して6,774.76となり、ナスダック総合指数は1.38%上昇して23,006.36に達した。ダウ工業株30種平均は65.88ポイント(0.14%)高の47,951.85で取引を終えた。
日本のニュース通信社 Japan News Agency