ロシア・ウクライナ和平の可能性高まりで原油価格が下落
イスタンブール、12月19日(Hibya)― ロシアとウクライナの和平合意の可能性が高まり、ベネズエラの石油タンカー封鎖による供給懸念を相殺したことで、原油価格は金曜日に下落し、2週連続の下落となった。
ブレント原油先物は9セント(0.2%)下落し、1バレル59.73ドルとなった。米国産WTI原油も13セント(0.2%)下落し、56.02ドルで取引された。
供給過剰への懸念が地政学的リスクを上回り、ブレント原油は60ドルを下回り、2週連続の下落となった。WTIも56ドルまで下落し、2週連続の下げを記録した。
今週初めには、OPEC+が段階的に生産能力を回復し、非OPEC諸国が増産するとの見方から、価格は約5年ぶりの安値に落ち込んだ。
中国や米国など主要消費国で需要減速の兆しも見られ、原油価格は年初来で約20%下落している。
米国はブラックリストに載った船舶を拿捕した後、ベネズエラ関連の制裁対象タンカーの全海上活動を停止し、ロシアのエネルギー部門への制裁を強化した。英国もロシアの小規模石油生産者3社に制裁を科した。
日本のニュース通信社 Japan News Agency