クリーブランド連銀総裁：米国の金利を変更する必要はない

イスタンブール、12月22日（Hibya）— 米連邦準備制度理事会（FRB）クリーブランド連銀のベス・ハマック総裁は、FRBが直近3回の会合で利下げを行った後、今後数か月間は米国の金利を変更する必要はないとの見解を示した。

ハマック総裁はウォール・ストリート・ジャーナル紙に対し、少なくとも春までは、現在3.5％から3.75％の範囲にある政策金利を変更する必要はないと述べた。彼女は、最近の利下げに反対した理由として、潜在的な労働市場の脆弱性よりも高インフレへの懸念が大きいと説明した。

また、ドナルド・トランプ米大統領が課した関税がサプライチェーンにどの程度吸収されたか、最近の商品価格インフレが鈍化しているかを、その時点でより適切に評価できると述べた。

ハマック総裁は、11月の消費者物価指数が2.7％だったことについて、データの歪みにより12か月間の実際の物価上昇を過小評価している可能性があると指摘した。

インフレ懸念に触れ、「私の基本シナリオは、インフレが目標に戻っている、あるいは労働市場がより大きく弱まっているという明確な証拠が得られるまで、しばらくこの水準にとどまる可能性があるということだ」と語った。

今月初め、シンシナティでのイベントでの講演で、ハマック総裁は高インフレに焦点を当てたいと述べ、より引き締め的な金融政策を支持するとした。来年には、金融政策と金利に関する重要な決定を監督する連邦公開市場委員会（FOMC）の投票権を持つメンバーとなる。

日本のニュース通信社 Japan News Agency

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