フィンランドで17万人が停電、航空機が滑走路を逸脱
ストックホルム、12月28日(Hibya)― フィンランドの報道によると、フィンランド・ラップランド地方のキッティラで、合計150人以上が搭乗した2機の航空機が滑走路を逸脱し、雪の山に突っ込んだ。同時に、昨夜は17万世帯以上が停電した。
大規模な航空事故の可能性に関する警報は、土曜日の午後16時(現地時間)に発令された。新聞「Lapin Kansa」によると、9つの救助隊が現場に派遣された。
救助隊によると、約150人が搭乗した旅客機1機と、10人未満が搭乗した小型機1機が、強風のため滑走路から横滑りし、雪の吹きだまりに突っ込んだ。
ラップランドのキッティラ、ロヴァニエミ、イヴァロ行きのすべての航空交通は、夕方に一時的に停止された。フィナヴィアはYleに対し、再開時期は不明だと述べた。
フィンランドでは「ハンネス」と名付けられた冬の嵐により、数千世帯が停電した。エネルギー産業連盟の地図によると、20時時点で8万世帯以上が停電し、22時30分には17万世帯に増加した。
倒木や屋根の飛散により、救助隊はフィンランド西部および北部で懸命に対応している。悪天候により交通事故が発生したが、重傷者は報告されていない。
一方、スウェーデンでも嵐の影響で数千人が停電した。スウェーデンでは2人が死亡し、そのうち1人はストックホルム北部のサンドヴィケン近郊で40代の男性が倒木の下敷きとなって死亡し、もう1人は東海岸のヘルネサンドの町で倒木により死亡した。
日本のニュース通信社 Japan News Agency