地政学的リスクを背景に原油価格が2%超上昇
イスタンブール、12月30日(Hibya)— 指標となるブレント原油と米国産ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は2%超上昇し、ブレントは1バレル約61.5ドル、WTIは約58.1ドルで取引された。
しかし、世界的な供給が潤沢になるとの見方から、価格は今年約20%下落しており、2020年以来最も急激な下落に向かっている。
ロシア外相が、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の居宅への攻撃を受けてモスクワの交渉姿勢が変わると述べた後、ウクライナ戦争終結に向けた取り組みを巡る不透明感が再燃した。
攻撃の主張が出る前には、米国とウクライナは、「困難な」問題が残る中でも、合意の最終化に向けて「大きな進展」があったと述べていた。
一方、米国の封鎖下で、ベネズエラが石油資源が豊富な主要地域の油井を閉鎖し始めたと報じられた。トランプ大統領は月曜日、米国が同国の積み出し施設を攻撃したと述べた。
中東での緊張の再燃も、より広範な不安定化への懸念を高め、トランプ氏は、イランが核開発計画を再開した場合、新たな攻撃を行うと警告した。
日本のニュース通信社 Japan News Agency